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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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マブチモーターへのアテツケ?

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折りペラを実用新案


上記の記事のように、大阪の新興模型製作所はライトプレーンの「折りペラ」の実用新案特許をとりその広告

を模型新聞に掲載した、もちろんその後、模型界からはいろいろと批判を受けた、そう、「折りペラ」は昔から

あり、今まで業界でも発売してきた、それをあたかも自分が発明したかのように特許を申請登録し独占するな

どとんでもない、けしからんと、

しかし、当の新興模型製作所は独占するなど、そのような気はまったくなかったらしく他のことに意図があった

らしい、

そのことについて新興模型製作所は次のように語っている、

イメージ 1
            (昭和32年10月15日 日本模型新聞 ㈱ジートッププレス監修済み)
イメージ 2

イメージ 3

そう、新興模型製作所は独占するつもりなどまったくその気はなかった、

「折りペラ」の実用新案はすでに3年前にとっており独占するつもりなら、その時即主張している、

今回、広告を出した意味は「折りペラ」の普及、宣伝が目的であり、これを機に業界でもドンドン生産発売して

欲しい、要は模型業界発展のためにあのような広告を出した、

そして、次のように書いている、おそらく、これが本当の本音ではなかったのではないかと僕は推測するが、

「東京ではその実用新案で争いごとが発生している、非常に見苦しい、東京も私のような行動をとって欲しい」 
と、

その東京では争い事が起きている、この意味は、そう、マブチモーターのことだろう、

マブチモーターは片っ端から特許をとりそれを独占して成長してきた、そのこともすでに紹介している、

おそらく、新興模型製作所はそれを批判したかったのではないのかと僕は推測するが、

そう、「折りペラ」を誰かが特許をとりそれを独占させないために、あえて自分が特許登録をした、

そういえば、この事例によくにたものがある、

そう、相澤次郎さんが「ロボット」を商標登録したことである、その目的も自分が独占するためではなく、「ロボッ

ト」という名称を広くみんなに普及させるためであった、

相澤次郎さんがロボットを商標登録していなかったら、ひょっとしたらロボットという名称が今のように普及する

ことはなかったかもしれない。

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