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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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ワイヤーリモコン

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今や、家庭電化製品といえばそのほとんどがリモコン式になっている、

実は、昭和34年頃にはテレビもリモコン式のものがすでにあった、

小学4年生の頃、友達の家に遊びにいったところそこにテレビがありチャンネルを変えるのがリモコン式であっ

た、たしか遠隔操作などと称していたと記憶している、テレビ自体が一般家庭にはそんなに普及していない時

代にそのような遠隔操作できるテレビが目の前にあったことに驚いた、

もちろん、そのリモコンボックスは今のように電波を飛ばすものではなく、機械式でチャンネルをガチャ、

ガチャ、と回すやつ、そう、ワイヤーリモコンで操作するリモコンボックスであった、

チャンネルを回すのに相当な指の力が必要だったことを記憶している、

その頃は、ワイヤーリモコンが流行った時代でもあった、玩具類もそうだった、

リモコンボックスから伸びたワイヤーを引っ張ったり、伸ばしたりしてギア等を動かした、

今井科学のサンダーボーイの原型モデルとなった「ロボット コマンド」もワイヤーリモコン式である、



そして、戦車模型でいち早くワイヤーリモコン式を採用したのがタミヤであった、

イメージ 1
                          (昭和32年10月5日 日本模型新聞 ㈱ジートッププレス監修済み)
イメージ 2

まあ、今更説明するまでもなく、

そう、このタミヤの「R-C戦車」である、いろいろな書籍では発売は昭和32年9月になっているが、それでほ

ぼ間違いないだろう、「実願第28301号」となっているが実際に出願したのかどうかはわからない、

大体が当時はハッタリだった、それは常套手段であった、また実際に実用新案登録なっているのか調べるの

も今となっては不可能に近い、

実用新案が実際に登録されたのを確認したのはたった一つだけ、それはすでに紹介しているニチモの

「伊号潜水艦」だけである、

ニチモの伊号潜水艦の特許公報


このタミヤの戦車の方向転換する方式は、これも今更説明するまでもなく、底からつっかい棒をニョキ、と突き

出して方向転換する方法、前進しながらモーター1個で簡単に方向転換させる方法はこれしかないだろう、

それから、モーターを逆回転させギアを入れ替えてバックで方向を変える方式もあった。

三和模型 リモコン タイガータンク


そして、底からつっかい棒を突き出して方向転換するものに、

トミー  デストロイヤータンク アクションキット


舶来物戦車玩具で、

西ドイツ ガマ社リモコン戦車玩具




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