ニチモのM-46パットン戦車は昭和35年2月頃発売されたが、その発売広告で気が付いたものがある、
何に気が付いたのかというと、その広告に載っているパットン戦車の写真のことである、
まづ、そのパットン戦車が発売されるらしいという記事が前年の12月に載っている、
そして、その発売予告の広告が次のもの、
そのパットン戦車をよく見ると、
実は、これはアメリカ レムコ社の「ブルドッグタンク」、そう、ニチモがパクったもの、
昭和35年の新年号の広告でもまだそのレムコ社の「ブルドッグタンク」の写真を載せている、
まだまだ、ニチモのパットン戦車は完成していなかったのだろう、
三ツ星商店の広告もまだブルドッグタンク、
そして、やっと発売直前にちゃんとした「M-46パットン戦車」の完成写真が、
実は、パクリ物の発売予告にはこのようなことはよく行われていた、
例の今井科学のロボット サンダーボーイの発売予告の広告もパクった原型モデルのアイディアル社の「ロボ
ットコマンド」を発売直前まで使用していた、
たしかに、このニチモのM-46パットン戦車は蹴とばしても壊れない、登坂能力抜群、砲弾発射と同時に薬莢
排出、この広告の能書き通り、嘘はない、
ニチモ M46パットン戦車
この暑さのせいか、ご覧のように僕が自作したゴムキャタピラが劣化して切れていた、まだ6年くらいしか経っ
ていないが、
しかし、ブルドッグタンクのゴムキャタピラはまったく大丈夫、
おそらく、耐久力が増す例の何とかという物質の混合割合が多く含まれているのかもしれない。