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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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ハセガワ模型とにしき屋のトラブルとは、

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「にしき屋」と静岡のメーカーとのパクり物でのトラブルについてはいくつかすでに紹介した、

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                   (昭和30年2月10日 日本教材新聞)

これは、日本教材新聞社とメーカーとの対談記事、Aメーカー、B 問屋、となっているのでどこのメーカーかは

わからない、


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ここまでは別に興味のある記事はない、

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この記事の中で、ハセガワ模型とにしき屋がトラブルを起こしているという記事がある、

まづは去年の4月というので昭和29年の4月のトラブルのことだろう、

ということは、「戦艦大和」のことだろうか、にしき屋の戦艦大和は昭和28年10月に発売している、

静岡協会会長の柴田氏というのは、静岡教材社の社長の柴田さんである、

そして、今回新たなトラブルというのは、おそらくソリッド航空機模型のことだろう、

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               (昭和29年2月号 日本教材新聞)

そう、「にしき屋」は昭和29年2月現在ではすでに30種類ものソリッド航空機、艦船模型を発売している、

具体的に、どのソリッド模型でトラブったのかはわからない、


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                (昭和28年9月10日 日本教材新聞)

この広告のとおり「にしき屋」は昭和28年10月にソリッド模型の「戦艦大和」を発売、


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               (昭和29年12月10日 日本教材新聞)

そして、その登録は昭和29年11月頃に正式に登録済みとなった、

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                (昭和30年8月10日 日本教材新聞)

まあとにかく、「にしき屋」はこのように片っ端から商標登録を行っていたようである、

ただ、木製キットには自信があったものの、その後のプラモデルの時流には乗ることができなかったのだろう。



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