㈱和工が正しいのか、和工樹脂㈱が正しいのか、
何といっても住所と電話番号しか今のところわかっていない、しかもその舞台は東京である、そして、僕は明石
にいる、さて、60年前に遡ってどうやって追跡していくか、タイムマシンでもあれば別だが、
本件の場合、まずやらなければならないのは登記簿謄本をとることである、そう、和工㈱の、
登記簿謄本がとれればシメタもの、社長やら取締役のつまり関わった方々の名前が判明する、
しかし、登記簿謄本をとるといっても60年前のものをとるとなるとそう簡単なことではない、
日本プラスチックの場合はたまたま運がよかっただけ、
まず、和工㈱という会社がちゃんと正式に商業登記していたかも不明である、昔は商業登記していないただ勝
手に会社名だけを作っていた事例が多くある、
今では考えられないが、昔は銀行の普通口座を開設する場合でも本人確認する必要はなかった、
だから、架空名義でも開設できた、極端にいうと猫の名前でも犬の名前でも作れた、
そう、山田ポチ、山田ランラン、でも作れた、
つまり、顧客の要望通りの名前で開設できた、しかも、定期預金など「無記名定期」などというものもあった、
つまり自分が決めた会社名で普通口座を開設することができたのである、(もちろん、当座勘定はダメ、当座
預金は小切手、約手を振りだすという与信、つまり法律行為が発生するのでちゃんと登記していないと開設は
不可能)
話を和工に戻して、仮に和工が会社登記をしていなければ謄本はとれない、ということは誰が社長だったのか
誰が取締役だったのかメンバーがわからない、そう、なんにもわからないということである、
そしてもう一つ難関がある、和工がちゃんと会社登記をしていたとしよう、
しかし、何といっても60年も前に閉鎖している会社の登記簿謄本である、閉鎖済みの謄本を法務局の職員が
うまく探し出してくれるかどうかわからない、おそらく書庫の奥の奥に眠っていることだろう、そりゃあ探し出す
のも大変、探すのが面倒だから、「探しましたが60年も前の書類なの見当たりません」といいかねない、
つまり、登記簿謄本がとれる確率は極めて低いということ、
和工の場合は住所が千代田区になっているので仮に会社登記していたとするならば、現在の九段にある東京
法務局に謄本は保管してあるはず、まあ、すぐに東京には行けないので行った時にでも立ち寄ってみよう、
繰り返すが、追跡の出発点は登記簿謄本をとることであるがそれは今のところできないので他の方法から始
めることとなる、
それで前の記事にも書いたように当時の電話番号簿で和工らしき会社名が記載されていないか調べたので
ある、しかし、電話番号簿にそれらしき会社は記載されていなかった、
前記事でも紹介したように、この昭和34年3月の職業別電話番号簿には「和工」らしき会社名は記載されてい
なかった、せっかく電話番号簿があるので再度あの伝説でも何でもない金型職人のお方の嘘の証言を証明し
よう、その金型職人のお方の証言では、レベル社のノーチラス号を見た時にプラスチックという素材自体を初
めて見たようなことを証言されている、「これは、一体なんだ!!」と、プラスチック素材というものを初めてみ
たと、当然のことながらプラスチックの射出成型機なども日本には存在していなかったと、
ハッキリ言って、あの金型職人のお方の証言は全てが嘘と思っていい、全てが嘘で捏造していると思ってい
い、この昭和34年3月の電話番号簿を見てみると、
これ以上画像は載せられない、合成樹脂欄だけでも20ページ以上にわたっているので、
射出機も成型機もとっくの昔に存在している、
もっとさかのぼって昭和29年の電話番号簿を見てみると、
もうこの頃にもすでに射出成型機なるものは存在してメーカーも数えきれないほど存在していた、
これだけでも、あの金型職人のお方の言っていることがほとんどが嘘だったことがおわかりだろう、
また玩具業界もこの頃にはブリキからプラスチックへと素材を変更している時であった、そう、セルロイド事件
のこともあったからである、
実際にプラスチック製のピストルや「ままごとセット」、等の玩具を発売していた、マルサンもそう、
何をトボケテいるのか、あの金型職人のお方は、マスメディア等で嘘の歴史を垂れ流ししてもらっては非常に
困る、いい加減にしてほしい、当時のプラスチックの歴史の生き証人なのだから本当の真実のことを伝えなけ
ればならない、まさに嘘の歴史を作り上げてそれをビジネスにしてしまったその責任は大きい、
当時のそのような業界の流れで日本プラスチックの濱田さんがプラスチックモデルというものに目を付けたの
は当然のことだったのだろう、おそらく、他にもプラスチックモデルというものに目を付けられていた方は多かっ
たのではないだろうか、
そこで話を戻して、
職業別の電話番号簿にないとすれば、おそらく50音順の電話番号簿なら載っているかもしれない、
そう、職業別は一般の個人は載ってないから、50音順なら全ての契約者の電話番号が載っているだろう、
実は職業別に載ってないことは逆に言うと僕にとっては都合がいい、なぜなら職業別に仮に載っていたとして
もそれは何の役にもたたない、会社名、住所、電話番号しか載ってないので、
50音順だと個人名がわかる、誰の電話番号なのかがわかる、
そこで、またまた登場するのが、
そう、この昭和33年7月の電話番号簿である、これなら全ての契約者の電話番号が記載されている、
これで探せばおそらく、
〇 本社の住所 東京都千代田区淡路町1-9 電話 29-6864
〇 工場 東京都練馬区南町4-6265 電話99-2132
この、29-6864 99-2132 の番号が誰の名義なのか判明するだろう、
まあしかし、全頁をめくって調べるのが大変、日本プラスチックの時もそうだったがとにかく目が疲れる、
そして絶対に見落としてはならない、昨日から1行1行チェックを始めた、まあ2週間はかかるだろう、
記載されていることを願ってやってみよう、只今作業中、
それから、会社の住所、これは昔の住居表示なので当然どのあたりなのかわからない、また住宅地図は昭和
40年代からなので当時の住宅地図も存在しない、しかもその昭和40年代の住宅地図は住居表示が変更さ
れた後なのでそれを見ただけではわからない、実は昭和37年に大幅に住居表示変更がなされている、
しかし、その昭和34年当時のその場所をピンポイントに近い状態で特定することは可能である、
<続く>