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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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昔は合本が流行って

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これは一見昔の辞典のように見えるが辞典類ではない、雑誌を合本製本したものである、

1年分とか6か月分とかの月刊雑誌をまとめて製本したもの、今でも合本製本してくれるところもあるが、

月刊誌をそこまでして保管する方はあまりいないだろう、戦前は出版社のほうで合本製本して発売するのが

結構流行っていた、合本製本して保管すると外側の表紙は傷んでも中身の本自体は綺麗に保たれる、


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昭和初期の6、7、8年頃のものでも中身はほとんど新品状態で痛みはない、

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戦前の科学、軍事、模型の歴史等を研究するうえでは、このような雑誌類は欠かせない、

例えば、過去の記事でも紹介しているように戦前には戦車模型キットというのは発売されていない、

唯一発売されていたのが、https://blogs.yahoo.co.jp/akasikogorou/68945617.html

まあ、そのキットはボール紙製の動かない戦車模型であったが、その頃モーターで走る戦車模型というのは自

分で作るしかなかった、

当時の雑誌でも自作記事はいろいろと記載されているが、その一例を紹介してみよう、


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これは、模型モーターで走る戦車模型の制作方法を記載したもの、

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全長29センチ、

この頃にセンチ、ミリ、を使用していたとは、 寸、尺、だとばかり思っていた(笑)

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まだマブチモーターみたいな小型な模型モーターは存在していなかったので、その設置には場所をとったこと

だろう、もちろん、今の乾電池のような小さなものはなかったのでボディー内に電池は収納できない、

だからリモコンではないが、リード線を伸ばして外部から電池を繋いで走らせたのだろう、

このような戦車模型を自作するにはかなりの職人技と工作機械が必要だろう、

しかし、当時の人たちはこのような模型を作り展覧会で出品してその腕を競い合っていたというから驚きであ

る。

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