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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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ジョイハウス、最北端に眠る

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結局は7回往復したことになる、ちょうどその頃は阪神高速は途中の区間が工事中で途中から一般道を走

る、まあ、一日2往復が限界であった、

7回目の最終日に引き取りに行った時に、ご兄弟が部屋の整理をされていた、

その部屋は小川さんと当時の通販時代の頃を語り合っていた部屋である、

そこでチラッ、と引き出しの中にある物を見つけた、それが次の物であった、

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「アッ、このゴム印、小川さんの形見としていただいていいですか」

「はい、もちろんいいですよ、ぜひそのようにお願いします」

帰り際、車のバックミラーを見るとご兄弟の方は僕の車が見えなくなるまで手を振っておられた、

その数日後、ご兄弟は後片付けが済んだあと稚内へ帰られた、

何と言っても稚内は遠すぎる、ご兄弟の方々とはもう2度とお会いすることはないだろう、

しかし、11月3日、小川さんの命日を忘れることはないだろう、

今、「ジョイハウス」小川さんは、日本最北端 稚内に眠っている。


※その小川さんの命日は日本プラスチックの濱田さんの命日でもある、その濱田さんの誕生日は2月8日、そ

の日は僕のの命日でもある、そして去年の2月8日はOS工業さんが会社のホームページを開設した日であ

る、特に意識せずにたまたまその日にホームページを立ち上げたのだと甥っ子の社長さんは言う、

立ち上げたあと、そういえば今日は伯父さんの命日だったと気がついたという、

そのホームページにより僕は濱田さんに辿り着くことができた、何か不思議なめぐり合わせというものを感じて

しまうのである。





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