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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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ITC社の動く戦車もディスプレイモデルに、

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アメリカのITC社のM41ベッツィ戦車をコピーしたのが日本ホビーの「M41快速戦車」であったことは過去の記

事でも紹介したとおりであった、


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そのアメリカのベッツィ戦車が発売されたのが昭和36年、そしてそれをコピーした日本ホビーのこのM41快速

戦車が発売されたのが昭和37年の秋、なぜ秋として何月と言わないのか、資料等では9月発売とされている

が実は発売は少し遅れたらしい、だから9月というのは正確ではない、僕も正確にはいつとは言えないがおそ

らく10月中には発売されたのではないだろうか、まあそんな細かいことは今となってはどうでもいい、

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ITC社のものとの違いは過去の記事に書いているとおりである、基本的にはほとんど同じ、

ただ砲弾発射のかわりに豆球がチカチカと光るだけの違いである、

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そのITC社のベッツィタンクも昭和38年にはこの箱のようにディスプレイモデルとなってしまった、

まあ、動く戦車プラモの宿命?として最終的には動かないプラモデルへと変身してしまう、

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そして、そのITC社の金型はグレンコモデルへと流され、この箱のように発売された、

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ITC社のものもちゃんと動かすのは難しい、何と言っても自動砲弾発射させるのが非常に難しい、

だから、日本ホビーはその自動砲弾発射のギミックを廃止して代わりに豆球をチカチカとさせたのだろう、

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ジャンクものを修復する際、実はこの5個の転輪には2個の日本ホビーの転輪を使用している、

ほとんど見分けはつかない、僕が今見てもさてどれだったかわからないほどである、

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もちろん、この日本ホビーのものもちゃんと動かすのは難しい、

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過去の記事にも書いているように、このギアの部分、そう、シャフトに軸受けがないので噛み合った際にシャフ

トが浮き上がってしまう、まあ、前進の場合はシャフトは下方に押し下げるから支柱によってかろうじて支えら

れる形になるので、いろいろと調整すれば走るようにはなる、

それとこのクラウンギアが金属製ではない、プラ製なので、まあプラと樹脂を混ぜたような素材なので欠ける

恐れがある、

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案の定、銀メッキのものを組み立てる際にそのギアが欠けてしまった、

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まあ、その代用となるこの金属製のクラウンギアを探すのに苦労したこと、

このギアが見つからなかったら、動かすことはできなかった、

ただ、この日本ホビーのM41戦車の走りはその動き、スピードともに僕の好みのものとなっている。




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