再び「日立キドカラー号」の話題を、
戦後初めて日本の上空を飛んだ飛行船が「日立キドカラー号」であった、
時は、昭和43年9月1日であった、
その前に飛んだのが昭和4年の8月のこと、
そう、この「ツエベリン伯号」以来のことであった、
その39年ぶりに日本上空を飛んだ「日立キドカラー号」を記念して発売されたのがバンダイの
「日立キドカラー号」であった、
このように、日本全国を飛び回った、当時この「日立キドカラー号」を見上げて追いかけた子供達
も多くいたことだろう、
その「日立キドカラー号」についてはこの「飛行船時代」にも詳しく書かれている、
しかし、その「日立キドカラー号」も昭和44年4月4日、徳島の津田海岸に係留されていた時に
天候が悪化し強風にあおられて繋いでいたワイヤーが切れて、キドカラー号はのたうちまわり
手に負えなくなりガスを抜かれ分解されて2度と飛ぶことはなかったのである。