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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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最高難易度だったブースカ

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すでに過去の記事でも紹介しているが、

今まで作ったプラモデルで最高難易度のものの一つがマルサンの「そば食いブースカ」であった、

イメージ 1

普通なら色を塗らない僕であるが、このブースカは色を塗らないとさまにならないので最小限に塗っている、

そう、成型色は橙色一色だったので最小限に塗っている、

このブースカをちゃんと動かすのは非常に難しい、当時このブースカを動かすことができた子供はいなかった

だろう、ドンブリの角度、箸を持つ角度の調整も難しいが、そもそもこのブースカはちゃんと動くように部品のカ

ム等は設計されていない、もちろん、完成させて最終的に動くかどうかも確かめられてもいなかったのだろう、

極端な言い方をすると動かないように設計されている(笑)

まさに売りっぱなし、という姿勢だったのだろう、まあ、当時はそれでもどうにか通用していた、

マルサンに限らず他のメーカーにも当てはまるが、ちゃんと動かないプラモデルについては当時の模型新聞

にも火星人さんが批判している記事が載っている、

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 5


イメージ 4

単2電池2本使用になっているが、とんでもない、電池2本も使ったらそれこそ機関銃のような猛烈な動きにな

ってしまう、1本しか使用できない、

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8


このカムの形が全然ダメ、自分でカムの形を修正しなければならない、ブーメランの形のカムで右腕を上下に

動かす、もう一方のカムでドンブリを持っている左腕を上下に動かす、その左腕は2度動かさなければならな

い、そう、ゴクゴクと2度汁を飲み干すように、

そのカムをヤスリで削って形を修正しなければならない、そのままオリジナルの形ではまったく動かない、

どの位置で腕の動きを止めるか、動きの大きさはどのくらいにするか等々、修正しながら動かしてはチェック

し、その繰り返しとなる、

イメージ 9

イメージ 10

ひょっとしたら、この「そば食いブースカ」の動くプラモデルは国内では一つだけかも。



これは、電池1本での動き、2本も使ったら一体どのような動きになるか想像していただきたい。




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