木製キットでさえまだ少なかった頃、当時の青少年達は自分で木製の材料を揃えて作るしかなかった、
これは、昭和10年の艦船模型の作り方と設計図が記載されている、当時多くの青少年達が購読していた「子
供の科学」が編集したもの、
これは、空母加賀、まだ三段式飛行甲板の頃の写真である、艦橋がなく煙突が最後尾に連なって煙を吐いて
いる、
作り方が書いてあるが、まあ今これに基づいて作るとしてもかなり難しい、
木製の材料を揃えて削ったり、切ったり、くりぬいたり、と大変な作業だろう、
家の中にいても今のようにテレビも、ゲームも何もない時代、最高の趣味?といえば模型作りしかなかったの
かもしれない、それと国も模型工作教育を奨励していたので子供達の間にも浸透していたのだろう、
そうそう、三段式飛行甲板の模型といえば、紙模型のやつで作ったものがあった、
すでに紹介しているこの三段式飛行甲板の空母の紙模型、
これは、昭和17年の金属製の玩具類が生産できなかった頃の紙模型であった。