https://blogs.yahoo.co.jp/akasikogorou/72001874.html の続き、
翌日から車でまず病院へ行って小川さんを見舞う、
「小川さ~ん、来ましたよ~、」
「明石さん、ありがとう」 と、弱弱しい声で小川さんはうなずく、
ご兄弟4人も交代で24時間付き添っているという、
「あともっても、1、2日くらいでしょう」 と、「すぐにプラモデルは引き取って下さい」
ということで、そのまますぐに車で小川さんの自宅まで向かう、
確認すると、その在庫の多いこと、しかし、特にレアな物はほとんどない、キャラクターの再販物がドッサリ、
とりあえずは車に積み込んでそのまま自宅へ帰る、しかし、保管場所があるはずがない、
急いでネットでレンタル倉庫を探して契約してそのまま積み込んできたプラモをレンタル倉庫にぶっ込む、
またすぐに大阪に引き返しプラモを満載して帰ってきて倉庫に積み上げる、まあ、一日2往復が限界、
3往復したところで倉庫が満杯、もう一つレンタル倉庫を借りた、
3日目に病院に見舞いに立ち寄った時、小川さんは気持ちよさそうにスー、スー、と寝息をかいて眠っていた、
起こすのも悪いので小川さんのその寝顔を見てすぐに残っているプラモの引き取りに向かう、
結局は小川さんの生前の顔を見るのはそれが最後となってしまった、
その翌日、また引き取りに向かう途中の車の中で小川さんの死亡の連絡があった、
通夜の時、小川さんのお顔を見せていただいた、安らかなまるで眠っているような小川さんのお顔であった、
「小川は明石さんに会って非常に喜んでいました、その明石さんに残っているプラモデルを引き取っていただ
き本人も安心したことでしょう、本当にありがとうございました」
しかし、まだあと1往復分プラモの在庫が残っていた、
その通夜の翌日も車で向かった、 <続く>