ギア、金属シャフト、コード等、みな一緒くたに入っている、
まづ、砲塔の砲弾発射装置から組立に入ろう、スプリングの付いた金属シャフトを通して砲身を接
着、
金属板を取り付けて、
砲弾は先込め式で砲弾を砲身の先っちょから入れて、グっと爪楊枝で押し込んで、この金属板に
引っ掛ける、
そう、スプリングの付いたシャフトのヘッドをこの金属板に引っ掛けて発射準備完了、
発射する際は、このボッチを押して金属板を押し下げるとさきほどのシャフトのヘッドが外れて砲
弾が発射と極めてシンプルなもの、しかし意外にも勢いよく飛んでいく、
このギアの取り付けも結構難しい、噛み合わせの調整もさることながら、説明書もいいかげんなも
のとなっている、説明図ではギアが1枚少なく書かれている、実は⑧と⑨の間に平ギアが1枚入る
が書かれていない、
そう、このギアが間に入る、
そして、この⑩の部品は説明図では内側に接着するようになっているが、そうすると、さきほどの
平ギアがつっかえてしまう、
だから、このように外側から接着している、
次が、発音装置の取り付け、
このように、金属板をピ二オンギアに接触させて発音させるが、まあほとんど音は発生しない、
ギアボックスの音にかき消されてしまう、
転輪等を取り付けて、スイッチ、配線回りも完了、これも難しい、現行の単3電池がちゃんと収まら
ない、まあこれも毎度のこと、電池の仕切り版をカットしたりして無理やり収納させる、
そしてやっかいなのが、このスイッチ盤、
このように、電池受け金具も一緒に付いているので接着しても剥がれてしまう、当時の接着剤の
力ではなおさらのことだろう、だから樹脂を溶かして回りを固めて固定している、
まあ今までのことからして、おそらく当時の子供達はこの戦車プラモを無事に走らせることはまず
出来なかったことだろう、走らせることができない理由はまだまだある、
転輪、誘導輪もそうである、フニャ、フニャ、とガタツキ、キャタピラが直ぐに外れてしまう、
でも、僕の手にかかったら完璧に走らせることが出来るので大丈夫、
なんと驚くことに、スイッチは底から飛び出すようになっている、だから、障害物につっかえて乗り
越えられない、座布団などの沈み込むようなものはスイッチがめり込んで走らせることができな
い、 <続く>