さあ、本体が完成したので、あとはゴムキャタピラの製作のみとなった、
実はこの戦車模型はちょっと変わっている、この状態で2つに分かれている、
この状態で電池を交換する、
車体をセットする場合は、このようにボディーを被せて合体させる、
あと片方のキャタピラを作成するのみ、
完成したら走らせて動画に撮ってみよう、
ところで、この戦車模型は昭和34年2月10日となっている、
日本模型新聞に載っている、改良型の戦車模型らしい、
設計図にも改良型M51となっているので間違いないだろう、
ところが日本模型新聞に載っている完成品とはちょっと違う、まず転輪が今回作ったのは4個、
広告には転輪が5個、そして砲塔上にはハッチが付いている、形は同じ、
この広告の完成品は何?
この年に三和模型は国内初のモーターライズの戦車プラモを発売した、
そう、この改良型M51木製戦車模型のわずか9か月後のことである、
それは、昭和34年11月28日のことであった、
この昭和34年には他にもいろいろな出来事があった、
6月頃にはマルサンブランドではなく、和工ブランドでダットサンスポーツが、
同じ6月号には(株)和工からのダットサンスポーツとダットサン1000の広告が、
そして、売れ残りの日本プラスチックスのノーチラス号が
続いて7月号にも、
そして、例の日本プラスチックスからは「フライングヘリコプター」が新発売となった、
もちろん、まだこの後の日本プラスチックスの消息は掴めていない、
アッ、それからそのダットサンを発売した(株)和工は皆知っているように謎である、
僕お得意の当時の電話番号簿で調べてみたが和工らしき会社は載っていない、
そこで、またお得意の同じ電話番号の契約者を数日かけて調べてみたが、その電話番号で見つ
けることはできなかった、(今回は日本プラスチックスほど力を入れて探さなかったのであるいは
見落としがあるかも、なんと言っても分厚い電話番号簿を見ただけでもゾっとする、とにかく目が
疲れてしまう、東京に住んでればいいが関西では動きがとれないので僕としては調査が困難)。