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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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当時の電話番号簿を見ればその時代がわかる、

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もはや、電話番号簿は僕にとってなくてはならない必需品となってしまった、

電話番号簿がなければ今回の追跡調査等は不可能であった、

そう、本当にこれほど電話番号簿が役立つとは思わなかった、

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これらは東京の昭和29年、31年、33年、34年の電話番号簿である、

10年くらい前に老後の模型研究?のために入手していたものである、やっと今頃になって役にた

ってきた、これらの昭和の古い電話番号簿は時代考証するさいにも非常に役にたつ、

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例えば、この昭和29年の電話番号簿、これは職業別電話番号簿で広告も載っているので面白

い、(人名別、50音順は単に氏名、電話番号、住所だけなので広告は載ってない)

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この昭和29年の電話番号簿を見ただけでも、例のマルサンの話が真っ赤な嘘であることがわか

る、このページは「彫刻」の欄、これだけでも数ページにもわたっている、

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マルサンの話ではプラスチック金型を彫る彫刻師がいなかったというが、昭和29年にはすでに東

京だけでも数えきれないほどの業者が存在していた、いないどころか、ちゃんと立派な機械まで揃

っていた、あと、それから、プラスチックの成型についても、

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もうこんなに当時はすでに業者がいた、数ページにわたって載っている、

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そう、プラスチックの成型など特に目新しいことでもなんでもなかった、

何もドイツから当時の金で4,000万円も出して揃えるまでもなく、プレス成型ではなく、立派な射

出成型までできる機械も国内には存在していたのである、むしろ、プラスチックモデルが現れてい

なかったのが不思議なくらいである、だから、素人の「東京堂模型店」の濱田さんらが開発できた

のである、それがなによりの証拠である、昭和29年でもこれだけ存在していたのだから、この3年

後の32年ならもっと多くの職人、加工業者、もっといい機械類も出てきたであろう、

話は変わって、昔の電話番号簿は今と違って個人情報などまったく関係ない、

全てが大っぴらであった、

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例えば、この俳優さんの欄、

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このとおり、氏名、住所、電話番号、がオープンとなっている、

今ではとても考えられないだろう、

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高齢者にとっては、随分と懐かしい俳優さんの名が載っている、

まあ、昔は全てがオープンであった、個人のプライバシーや、人権がどうのこうのという時代では

なく、おおらかで住みよい時代であった。




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