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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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NBK(日本文化教材 現ブンカ) 魚雷艇?みたいな、

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NBK(日本文化教材)の最初のプラスチックモデルはゴム動力のノーチラス号であった、

そして、そのノーチラス号は(株)日本プラスチックスの金型を譲り受けたものであることは、先の

記事にも書いたとおりである、その頃、日本文化教材は大阪支店開設のために強力な営業体制

を整え関西圏を活動していたのである、おそらく、日本プラスチックスは資金繰りのためにノーチラ

ス号の金型を日本文化教材に売却したのではないだろうか、日本プラスチックスのノーチラス号

はあまり売れなかったらしい、そう、あまりにも開発販売が早すぎてまだまだプラスチックモデルと

いうものに馴染みがなく、それと広告宣伝力のなさによるものだろう、そうこうしているうちにニチモ

から伊号潜水艦が発売され、皆そちらのほうに目が向いてしまった、おそらく相当の在庫が残った

ものと推察される、

なぜなら、昭和34年8月の東京の「三ツ星商店」の広告にも日本プラスチックスのノーチラス号が

載っている、三ツ星商店の在庫処分とみていいだろう、日本文化教材ブランドのノーチラス号の発

売は昭和34年2月頃である、ということは、日本プラスチックスのノーチラス号と、日本文化教材

のノーチラス号が混在して発売されていたことになる、そう、中身は同じで箱違いのノーチラス号

が、おそらく、両方とも売れ残ったことだろう、その後はもちろん、トラックに満載して廃棄処分とな

った可能性が強い、

そう、問屋は次の商品を仕入れないといけないので売れない商品は廃棄して倉庫のスペースを

空けなければならないからである、

そうそう、その日本文化教材は大阪支店を開設後は関西圏の業界にもその影響力を増大させて

いったのである、 その一つの事例が、・ ・ ・ ・ ・  これはまた後日に、

さてさて、その日本文化教材が昭和30年頃に発売していた木製キットの艦船模型がある、

イメージ 6

今から見ると、もう笑ってしまうような艦船模型である、魚雷発射管があるので魚雷艇だろう、


イメージ 1

イメージ 7


しかし、それにしては煙突もあるし、2連装の主砲?もある、

イメージ 2

この頃は、ビニールのリード線ではなく、細いエナメル線で配線する、もちろん60年も経っている

ので電通不良となっているが、当時のオリジナルのままを保ちたいのでこのままにしておきたい、

イメージ 3

TORPEDO BOAT とある、英語がダメなのでヤフーの翻訳機能で訳してみたら、

魚雷艇と出た、やっぱり魚雷艇のつもりらしい、

イメージ 4

完成品が箱に入らないので、おそらくこれはキットを組み立てたものだろう、

まあ、僕らの年代にとっては懐かしくて、癒される木製模型である、

イメージ 5

そうそう、キットのままのやつで玉屋模型の木製模型があった、

この頃は船の玉屋模型といえるほど玉屋模型は艦船模型に力を入れていた、

そして、艦船模型専用の模型モーターを独自に開発して発売していた、

この海上自衛隊旗艦「ゆきかぜ」もその中の一つである、 <続く>

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