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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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「科学と模型」創刊号

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日本最古の模型玩具メーカーであった「朝日科学玩具」の取材に行ってからもう4年以上も経ってしまった、

もちろん、今は模型玩具からは撤退し「朝日テック」として遊園地などの電動乗り物を製造しているメーカーに

転身されていることはすでに紹介しているとおりである、http://www.asahi-tec1907.co.jp/

しかし、今まで模型の歴史の表舞台に現れることもなく、その歴史の中に採り上げられることもまったくなかっ

た、僕としてはそれが不思議で仕方ない、

その「朝日科学玩具」が月刊誌として発行していた「科学と模型」でその創刊号を入手することができた、

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まっさらの新品状態で入手できた、昭和5年新年の創刊号である、

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もともと「朝日科学玩具」の創業は明治40年、


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このページを見ていたら、


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この明石駅前の「高木玩具店」、今はラジコン専門の模型店となっている、おそらく間違いないだろう、

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執筆は当時の有名な模型業界人の方々がなされていた、

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もちろん、通信販売もなされていた、

実は、この「朝日科学玩具」が存在していなかったら今の「マブチモーター」は存在していなかったと僕は推測

している、このこともすでに紹介しているとおりである、

そう、マブチモーターの創業の始まりが「朝日科学玩具」の模型モーターのパクリだったことも紹介していると

おりである、

当時の馬淵青年と朝日科学玩具創業者の佐原さんは郷里が同じ高松であった、

馬淵青年は朝日科学玩具に出入りしていたという、このこともすでに紹介しているが、

昭和12年に「朝日科学玩具」が開発した学校工作教材用の「スクールモーター」をそっくりそのままパクって、

戦後直ぐに発売したのがマブチの学校工作教材用の「スクールモーター」であった、それがマブチモーターの

出発点であった、つまり、「朝日科学玩具」が存在していなかったら今のマブチモーターも存在していなかった

といえるのではないだろうか、

もちろん、そんなことマブチモーターの歴史にも社史にも書かれてはいない、

いや、実は書いてあった、その逆のことが、

あくまでも我が社の「スクールモーター」をパクって発売したのが「朝日科学玩具」であったようなことが社史に

は書かれている(笑)、

今更言うまでもないが、どの世界での歴史でもそう、本当の真実の歴史は闇に葬られ捏造され脚色され

ているものが多い、

今更そんなこと暴いてなんになる、とそのスジの方々で批判する方もいらっしゃるようだが、それを言い出した

ら歴史そのものが意味をなさなくなってしまう、歴史にはいろいろな歴史がある、日本の歴史、世界の歴史、

相撲の歴史、野球の歴史、等々、もう膨大な歴史というものが存在する、もちろん、模型の歴史もそう、

そして、それらを研究している歴史学者の方々がいらっしゃる、

そう、正しい歴史を後世に伝えようと真実を解明するために研究なさっている、

それらを今更研究したところでなんになる、と言っているようなものと僕は思うのである、

まあ、人が何をやってもそれが面白くなく批判だけするだけの能無しの方々が多いのも事実、ほっておけばい

いだけの話である。



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