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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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春頃から下降線に、

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昭和43年の夏の商戦はかんばしくなかったが、年頭は凄かったという、

特にサンダーバード物は桁違いの売れ行きであったらしい、とにくか業界自身が戸惑うほどの売れ行きだった

と、その頃、今井科学は月商だけでも4億円もあったと、

イメージ 1
             (昭和43年11月25日 日本模型新聞 ㈱ジートッププレス監修済み)

高額の「ゼロX号」は取り合いになるほどだったという、

イメージ 2


イメージ 3
               (昭和43年12月23日 日本模型新聞 ㈱ジートッププレス監修済み)

しかし、サンダーバードブームも春頃までで、それ以降は徐々に下降線を、

それでも今井科学はサンダーバードの新製品を出し続けた、

おそらく、年末ごろには膨大なサンダーバード、キャプテンスカーレット、マイティジャックの在庫を抱えていた

のだろう、

そして、冬のクリスマス商戦時にマルザンは突然に倒産した、

年あけて昭和44年、今井科学はしばらく鳴りを潜める、前半にはほとんど広告、記事にはあらわれない、

おそらく、やっと気が付き始めたのかどうかはわからないが、マスコミ、キャラクターものからは手を引き始め

て、スケール物に方向転換し始めたが、    <続く>



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