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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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マブチモーターの記事で、

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たまたま古い週刊誌をパラパラとめくっていたところ、


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その週刊誌がこの「週刊現代」、

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昭和44年5月15日号である、

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その中に、マブチモーターの記事が載っていた、

まあ、多分間違ったことが書いてあるだろうと読んでいたら、もちろんあった、

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毎度のことながら世界初だのと、しかも昭和28年だと、

この昭和44年にはもう捏造されたマブチモーターの歴史が作られていたのだろう、

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この記事の中で、戦後まもなく郷里高松市で馬蹄形のマグネットモーターを作り出し云々、とあるが、

それらのことも事実ではないことはすでに「模型モーターの歴史の頁」で詳しく紹介している、

戦前の話として、

その高松市の近くに例の「朝日科学玩具」の創業者の佐原社長の工場もあった、そこに馬淵青年は出入りし

ていたらしい、その朝日科学玩具が日本初の学校教材用の「スクールモーター」を開発発売し、それを戦後の

ドサクサに紛れてパクったのが馬淵青年が発売した「スクールモーター」であったこともすでに紹介したとおり

である、しかも馬淵青年がパクったのではなく、朝日科学玩具がパクったとマブチの社史に書かれているこ

ともすでに紹介しているとおりである、僕に言わせれば実にケシカランこと、嘘を書くなと、

このことを「朝日科学玩具」の3代目の社長さんに言ったら、「そうだったんですか」と、ただ笑っておられた、
     (今は朝日テック)

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結局は、マブチモーターの歴史というものも都合のいいように作られてきた、

まあ、そんなこと、どこの世界でもよくあること、

言いたいのは、今まで何度も言ってきたように、歴史は勝者、成功者によって捏造し作られるということであ

り、本当の歴史の真実は消え去った者、敗者が知っている、しかし、それが今となってはほとんど知ることがで

きなくなった、そして、その消え去った者、敗者については脚光を浴びることもなく無視され、勝者、成功者の

みが脚光を浴びその話だけで歴史が作られてきた、ということである、

そのことも、ほとほと言い疲れてしまった。

今、改めて「模型モーターの歴史」というものが定められているかどうか調べてみたが特になさそうである、

マブチモーターの歴史が模型モーターの歴史そのものみたいに語られている、

ちゃんとした「模型モーターの歴史」を定めたいが何と言っても今となっては当時からの古い資料等がほとんど

在しないので正確に掴むのはもう不可能だろう。

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