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Channel: 明石小五郎の昭和のプラモデル「模型探偵団」
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山三化学工業㈱

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この頁に「山三化学工業㈱」というのがある、この会社をご存じだろうか、

実は、この会社はグリコのオマケ玩具を製造していた会社である、そう、プラスチック製のオマケ玩具も、

その代表者である「宮本順三」さん、そう、このお方こそグリコのオマケ玩具で有名なお方である、

グリコオマケ玩具のコレクターの方なら絶対にご存じのはずである、

住所を見てみると、東大阪市長堂3-80 となっている、実はこの工場の場所はというと、


イメージ 2

そう、日本プラスチックの濱田さんが工場を間借りしていた「大阪化学研究所」の斜め向いにあり、歩いても

数十秒しかかからない、この画像ではボケて読みにくいが「山三ビル」となっている、昭和34年に工場の土

地の一部を利用して不動産賃貸業を始められたのでそのビルの名前となっている、

宮本順三さんは昭和25年にインジェクション用金型等を導入にてプラスチック玩具の研究を開始された、

そして昭和27年に大阪金型を設立、29年に「山三化学工業㈱」として本格的にグリコのオマケのプラスチック

玩具の製造を開始された、もちろん、ドイツ製や国産の射出成型機等を導入してのことである、

なぜか、日本プラスチックの濱田さんとピッタリ符号する、濱田さんも昭和28年頃からプラスチック製の玩具

造を開始された、しかもその山三化学は目の前にあった、なにか山三化学と関係があるような気がしてなら

ない、

もちろん、東大阪の「宮本順三記念館」にも行ってきた、そこでは当時の昭和30年の工場内の写真も見せて

いただいた、そう、すでに昭和30年には射出成型機などが備わって工員の方々がグリコのオマケのプラスチ

ック製の玩具を作っている、すでに宮本順三さんはお亡くなりになっているが、当時その工場で働いていた

親戚のお方がまだいらっしゃるということなので、問い合わせをお願いしてきた、

「当時の日本プラスチックという会社を知りませんか」ということを、

まさに、東大阪はプラスチック玩具、プラスチックモデルの発祥地と言っても過言ではないだろう。





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