マルサン商店が「プラモデル」という商標登録を行い、いろいろと暴挙をはたらいたことはすでに記事にて紹介
しているとおりである、三越デパートがプラモデルを売り上げた際に領収書に「プラモデル代金」と表示しただ
けで商標権の侵害だと内容証明で送り付け裁判所に訴えるぞと脅迫したり、小売店の店頭で「プラモデル販
売」とチラシに書いたのを見つけると商標権の侵害だと騒いでその紙を破り捨てたり、と散々暴挙をはたらい
たらしい、実際にマルサン商店の社員が模型店を巡回してプラモデルという名称を使ってないか監視に回って
いたらしい、その悪評は僕も神戸の古い模型店の店主からも聞いている、事実らしい、
要は、「プラモデル」と箱に書いて売らないかぎり商標権には抵触しないわけで、「プラモデル」という名称を紙
に書いても、使ってもなんら問題はないことも記事に書いてきたとおりである、
マルサン商店は弁理士とグルになって脅迫していたのだからタチが悪い、
まあ、当時の方々は商標権の侵害だ、と言われただけでビビったのだろう、
すでに紹介したかもしれないが、面白い話がある、
ここに、「プラモデル」という表示をした広告がある、この〇〇ゴム工業㈱という会社は一昨年東京まで行って
取材に行ってきた会社である、
模型新聞にこの広告を出してすぐにマルサンの弁理士から電話がかかってきたらしい、
「プラモデル」の名称はマルサンが商標権登録をしている、商標権侵害で訴えるぞ、マルサンの社長にプラモ
デルという名称を使用したその経緯を説明せよ、と、
慌てた〇〇ゴム工業の社長さんはすぐにマルサン社長の自宅を訪問して経緯を説明して誤ったらしい、
そうしたら、マルサン社長は、「お前の謝り方が気に入った」ということで、それから付き合いが始まったらし
い、そう、マルサン社長が亡くなるまでずっと付き合いがあったという、なぜかウマが合った、なぜかマルサン
社長には憎めないところがあったらしい、もちろん、マルサン社長のプライベートなことも聞いたがそれはちょ
っとここでは書けない、直接ならコソッ、と教えるが、(笑)
もちろん、「プラモデル」という名称もその後使い続けて広告を出した、実際に模型新聞を確認するとその広告
は使い続けていらっしゃる、
ただ、他の模型メーカー、問屋等は「プラモデル」という名称はまったく使っていない、プラスチックモデル、プラ
模型、プラモ、プラ製品、などとして使用している、
別にプラモデルという名称は使ってもなんら問題はないはずだが、ややこしいマルサンのことだからそれを避
けたのかもしれない、いや、それとも商標権について無知だったのかも、
それではと、他に「プラモデル」と広告を出しているところはないかと探したらあった、
この「ダイシンモケイ」という問屋さん、おそらく、ここも弁理士から脅迫されたのではないだろうか、
しかし、この広告を出し続けていたということはマルサンの社長と仲良しになったのか(笑)、それとも商標権の
知識でもって対抗したのか、そのどちらかはわからない、
それともう一つ問屋さんがあった、確認した限りではこの二つの問屋さんだけである、
それと、「プラモデル」と手書きで書いた小売店の宣伝用の旗と、展示会の案内板、
なぜ、あえてこの画像を載せたかというと、
これもすでに記事でも紹介しているように、今でも「プラモデル展示会」などと表示する際は「日本プラモデル
工業協同組合」にお伺いを立てて承諾を受けなければならない、まあ、お馬鹿なことを今でもやっているから
もう笑ってしまうしかない。