車で大牟田まで行ってきた、もちろん高速ではなく一般道で、
とは言っても大牟田までの一般道はかなりキツイ、下関近くまで一般道でそれから先は高速で行ってきた、
何といっても下関までは12時間を要した、実は広島あたりで大雪?に出会い渋滞等で時間を要してしまっ
た、朝の7時に出て下関に着いたのが8時前、下関手前のインターから高速に乗っかり「壇ノ浦SA」で一泊、
そう、車の中で一泊、まあ、僕はどこでも寝れる、翌日は5時頃に起きて大牟田までそのまま高速でひた走り、
何のために大牟田まで?
その目的の一つが饅頭を買うため、 そんなこと言ったら、それこそ「お前アホか!!」と言われそう、
まあしかし、たまには「アホ」なことをすることも重要である、
その一昼夜をかけてまで買いに行ったという饅頭がコレ、
「草木饅頭」である、世界文化遺産というシールが貼ってあるが別にこの饅頭が指定されたわけではない、
大牟田の炭鉱跡が世界文化遺産に指定された、その宣伝シールである、
これがその「草木饅頭」、一口サイズでパット見では素朴な饅頭、子供の頃から大牟田へ行ったお土産にはこ
の饅頭が定番であった、これが実に美味い、10個くらいペロッと一気に食べてしまう、
1個40円なので腹いっぱい食べても400円、これを120個買いこんでしまった、
添加物は一切使わていないので購入日を入れて3日しかもたない、まあ二人では120個は食べきれないので
誰かさんのお友達とかに分けてあげたらそれこそ食べ始めたら止まらないという、
どういうふうに美味いのかは表現が難しい、まあ食べてみるしかない、
ところが、これを売っているその大牟田市、これが人口の減少が止まらない、
かつては20万人を超えて、「三井の町」と全国に大牟田の名を轟かせていたが?、今はその半分となり10万
人を割るのは時間の問題だろう、炭鉱や三井系の化学工場等で栄華を誇った大牟田は今は極端に言うとゴ
ーストタウン化している、
ここは大牟田の中心街の一等地にある商店街、土曜日というのに人通りはまったくない、
かつては平日でも大勢の人で賑わっていた、大牟田での買い物といえばここしかなかった、
ここは商店街の中にあった「松屋デパート」の跡地、これからも利用される可能性は少ないだろう、
かつての大牟田が栄えていた時代を知っている僕らとしてはもう寂しいとしか言いようがない、
もうあの頃の大牟田が蘇ることはないだろう。